(日本語) 「公-差-転でどこまでできるのか?」

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 「公-差-転でどこまでできるのか?」 僕は公-差-転でこのような問いを何度も発してきた。 その問いに対して公差転に参加している人たちからの明確な答えは、 一度も返ってこなかった。   実際には、 今の公-差-転では個人の切実な境遇や問題意識について語り合う状況は、 充分にはできていないと僕は感じている。 少なくとも僕は出来ていない。   もちろん、それほど切実な境遇や問題意識について語らなくても、 居心地の良い居場所としての機能が果たせれば良いのかもしれない。   それでも僕は、 僕が公差転に居続ける限りにおいては、 僕にとって公-差-転が居場所として機能する限りにおいては、 いや、多少は居心地が悪くなっても… 「公-差-転でどこまでできるのか?」 という問いを発信しつつ、 語り合える切実度の度合いを高めていく実践をしていきたいと思う。   その実践の1つとして、 […]

(日本語) Language Beyond #7のレポート 2018年12月16日

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Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. Language Beyond #7のレポート 2018年12月16日 今回読んだ本: ・レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 ・多和田葉子『地球にちりばめられて』 私にとってこのブッククラブは2回目で、すでに本を選ばせていただいてとても嬉しかったです。自分が読んで気に入った本について本格的に話し合う機会が意外と少ないからです。文学に近い分野で研究していますから本当にそれは不思議ですが、周りの人たちは大体自分のテーマに打ち込んでいて、誰かに勧められた本を読むまで手が回らないことが多いです。結局、本を読んで、アマゾンなどの口コミを覗いて意見交流の疑似体験のようなものをして、終わりということが多いですね。でも、同じ本を読んでいる人たちとリアルなコミュニケーションを取って、意見を話し合うということはなかなかない貴重な体験です。ですから、とてもありがたいですし、他の人の選んだ本も大事にだいじに読みたい気持ちになります。   私は多和田葉子の『地球にちりばめられて』という最近の本を選びました。日本が何らかの理由で消滅したという設定で、そのときに北欧で留学していた日本人女性Hirukoは難民の立場になる。法律で定期的に国から国へ移らなければならないことが決められていて、Hirukoは各国の言語を覚えるのが嫌になって、北欧の各国でなんとか通じる言語を自分で作る。そこから不思議なつながりでHirukoの周りに色々な人が集まり始める。言語学を専門とするデンマーク人の学生、女性として生きようとするインド人の青年など、本当に多彩な人たちが集まって、彼女の言語(日本語)を母語として話す人を探すために一緒に旅に出る。目標達成はともかく、この旅で得るものは予想よりずっと大きい。   この本には移民の問題、原発問題、日本の社会が秘める色々な問題、そして、私にとって特に歯ごたえのある言語問題など、たくさんの問題が取り上げられていますが、言葉遊びなどが多くて、その割には明るい本です。ブッククラブの皆さんもこの本を読んでくれて、以下のテーマを中心に話し合いました:   ・この本では、母語の常識の外に出ることが様々なアングルから取り上げられています。なので、(主に)日本語の制限や時々その外に出る必要について話しました。例えば、英語やロシア語のような Good luck という一般的な表現がない日本語では、「頑張って」の使用頻度がとても高くなり、息苦しくなることがあります。その対策として、「お気楽に」など、もう少し相手に肩の力を抜かせる表現を積極的に使うことなど挙げられました。また、今の日本語と江戸時代の日本語がかなり違っていて、そのときの人も違っていたのではないかという指摘もありました。 ・主人公は自分の国の消滅に対して素っ気なすぎるのではないか、という疑問もありました。この本では、日本の消滅はとても曖昧に描かれて、むしろ象徴的な存在になっています。主人公もあまり詳細(親戚がどうなったかなど)について興味を持たないようです。転々と国を変えると、母国に対しても素っ気ない感覚になってしまうのではないでしょうか。確かに愛国の概念が薄い未来を描いている本ですが、それをポジティブにとらえるか、ネガティブにとられるかは、人によって違うようです。少なくとも考えさせられるのは確かです。 ・日本を批判し、北欧を可愛がっている著者の立場についても話し合いました。多和田さんの国際作家なりの批判的な観点が確かに色々なところから見えてくる。原発を考えさせるところや北欧の方が気楽に生きれるという主張がたくさんあります。しかし、一方で、ヨーロッパの潜在的な問題(テロ、移民問題など)についても述べられていますから、極端な立場ではないことを、話し合いながら分かりました。   現代を生きる皆がよく直面する社会的な問題や言語の制限が取り上げられている作品で、話し合うのはとても楽しかったです。続きを唆すインタビューも出ているので、もし続きが出たら、またこのブッククラブで話し合いたいな~と思いました。 さて、今回の二冊目の本はブラッドベリの『華氏451度』という有名な本でした。時代背景がかなり違います(1953年 […]