「難民と繋がる」#2 2016.5.28(土)

「難民と繋がる」#2 2016.5.28(土)

「なんみんとつながる」シリーズ第二回

第2回: アートを使った問題共有
~コンゴのお菓子を楽しみながら~

この連続イベントは、難民と直接的な関係を築くことにより、彼らと、持続的に生きていく「場所」をつくることが目的です。

「難民問題」、その言葉を日々のニュースで見かけない日はないほど、世界中では様々な政治的・社会的・環境的要因により増え続ける難民の存在が問題視されています。
就労許可や在留資格を得ることができず、経済的・社会的にとても弱い立場の彼らはまた、精神的に大きな傷を抱えていることもあります。

誰もが自由に好きなように時間を過ごすことができる公共空間がほとんど存在しない東京という都市空間では、難民の方々が特定のコミュニティーに溶け込み、多様な他者、中でも「一般市民」と呼ばれる人々と繋がりを持つことは困難です。
同様に、多くの「私たち」にとってもまた、彼らと直接出会い、繋がる機会は限られているでしょう。

ニュース上で多く取り上げられているのとは対照的に、社会の中では不可視化されている難民ですが、実は同じ社会の構成員として身近に存在し、当たり前の事実として、私たちと同様に、1人1人が異なる経験やタレント、性格を有しています。
このイベントシリーズでは、多様な難民と個人的な繋がりをつくることで、共に生きていく「場所」をつくっていく感覚を、参加者が持つことができればと考えています。

記念すべき第2回目では、

政治的な理由でコンゴから逃れて日本にやってきた、元医者であり画家であるゼンベラさんが、アートな企画を展開します。

論理的な問題を絵で表現し、参加者の皆さんが考え、答えを提案しあい紐解いていくプロセスをゲームのような感覚で行います。参加される一人ひとりが自分なりに描く絵を通して問題を表現し、他の人との分かち合いを通して問題の解決を図る時間をもちます。個人的な問題を表現するのも、新しい問題を創造して表現するのも、自由です。絵がへたとか、うまいとかもありません。

各人みなさんが置かれた立場や背景は違いますが、なんみん一人ひとりも、私たち一人ひとりも日々同じように問題に直面し社会の中で闘っているということ、そして人間同士同じ目線で問題を共有することの大切さを感覚として認識すること、それらを本ワークショップの目的とします。

さらに、プロの料理人であるヘンリーさんがアフリカのお菓子を作っておいしい午後のひと時を皆さんと共有しますのでおたのしみに♪
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・日時:2016年5月28日(土) 13:00~17:30を予定
・場所:あなたの公-差-転/ kosaten(東京都杉並区善福寺4-1-1 和田ビル4F)
http://kosaten.org/about/

※西荻窪駅北口待ち合わせです。お間違えなく!
・タイムテーブル:
13:00 西荻窪駅北口待ち合わせ
13:30 善福寺公園にてイントロダクション・ゲーム
14:30 「あなたの公-差-転/ kosaten」にて、ヘンリーさんによるコンゴ料理教室
15:00  ゼンベらさんによるアートワークショップ
~お菓子とお茶を楽しみながら~

・参加費:2000円
※参加費の内1500 円は難民の交通費に、500円は料理の材料費に使われます。余剰分は難民支援協会へ寄付します。
・定員:15名
・持ち物:お皿とフォーク
・申し込み方法:sustainable.tokyo@gmail.comにメールでお申し込みください。(Sense of a Place 山口慧子/ 山塙ありす宛て)
Facebookのイベントページで「参加する」を押しても、申し込みは確約されませんのでご注意を!