(日本語) 『然るべき場所』


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kosaten magazine 25
『然るべき場所』

然るべき場所へ行きたい。
僕が尊重できて、
僕が尊重されて、
僕が本気を出せる、
然るべき場所へ。

どこに行っても物足りない。
どこにも行っても自信が持てない。
退屈で、暇つぶしのように、
どうでも良い場所へ足を運んでしまう。

然るべき場所での顔ぶれはもう頭に浮かんでいる。
もう出会ったことのある人ばかり。
けれど、
話をしたことがない。
昔は僕は、自分をさらけ出せなかった。
まだ、さらけ出せる自分ではなかった。
それがとても悔しい。
まるで意味がなかった。

僕はきっともっと社会と対峙して良かった。
あの頃のまま、
今のまま、
もっと叫んでも良かった…はずだ。

僕は歌える気がする。
僕はいつだって歌う準備ができている。
舞台だってきちんと用意されている。

自分の壁は自分自身だなんて言葉は
身体の不具合の前には消滅してしまうけれど

歌うときには
やはりカッコつけていたいけれど

だから誰も醜態を晒さない。
少なくとも僕にはそう思える。

でも僕は、
僕は歌える気がする。
僕はいつだって歌う準備ができている。
舞台だってきちんと用意されている。

そして僕は、
然るべき人たちのいる、
然るべき場所へ行ける。
(2020.02.29)