(日本語) 『冷凍の春巻き〜俺はその先の世界が見てみたい』


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kosaten magazine 42
『冷凍の春巻き〜俺はその先の世界が見てみたい』

冷凍の春巻きは、
全ておんなじ味だと思っていた。

LAWSONも、ファミリーマートも、
ライフもイオン系のスーパーも、
パッケージは異なるが、
全てニチレイフーズ、
みんなおんなじだと思っていた。

でも、違った。
LAWSONの春巻きは皮の風味が香ばしく、
きな粉っぽい香りがして、
僕好みだ。

ファミリーマート はどうだろう?
と思って試してみたが、
LAWSONと同じような気もしたし、
他のスーパーで売っているニチレイ印の春巻きとおんなじ気もした

でも、どちらかというとLAWSONの春巻きが一番きな粉っぽい香ばしさを感じるので、
しばらくLAWSONの冷凍春巻きを中心に買って食べてみようと思う。

食事を開始して最初の時間は、
なるべくトースターでコンガリ焼いてバリボリバリっと音を立てながら食べ、
後半からレンジで温めるだけの皮が柔らかい状態でその日のオカズのタレにつけながら食べたりする。
コンガリバリボリに焼くよりフニャフニャの状態の方が色んなタレが染み込みやすく、
美味しく楽しめる。

色んなオカズのタレを同時につけて食べるのが最高に楽しい。

そしてもちろんそこにキャベツIn生卵も待っている。

じっくり時間を掛けて、
約1時間45分の食事の時間、
動画を視聴しながらの至福の時。

出来ればもっと長い時間を掛けて、
出来ればもっとお腹を空かせて…。

視力矯正の不具合を改善して、
運動が思いっきりできるようになったら、
キックボクシングのジムに再び通って、
果てるまでサンドバッグに蹴り込みをしたり、トレーナーの方にミットを持ってもらって、もうぐったりするぐらい、
食事ができないくらい身体を疲れさせて、
回復させるために長時間、爆睡し、
目覚めた空腹な状態で、
ゆっくり散歩に出かけ家に帰り、
動画を視聴しながら、
ゆっくりストレッチをしながら、
ゆっくり準備しながら、
空腹の身体を焦らせながら、
トースターのチンっ!と焼きあがる音を何度も聴きながら、
いよいよ食事を楽しみたい。

幸せだ。
本当に幸せだ。

これが実家でなく、
オープンエアーの海が見える、
超素敵な風景の空間で行えたら、
本当に最高だ。

プロジェクターで海外のどこか素敵な景色を映し出せば実家でもリゾート気分を味わえるかもしれない。

暖かい風も欲しい。
まばゆい、
本物の日光の光も欲しい。

この先ボクには、
どんな食卓が待っているだろう。

どんな料理を楽しみたいと思うだろう。

どんな人と出会い、
どんな人が僕のそばに寄り添ってくれるだろう…。

理想の暮らし、パートナー。

いつも、想い浮かべる。
あの人は、
僕のこの異常な趣味に、
どこまで共感して付き合ってくれるだろうか。

最高の午後、
最高の陽射し、
眩しく暖かな光。

たどり着きたい。
視力矯正の不具合を改善するための当事者研究…なんて、
シンドそうな問題意識をすっ飛ばして、
たどり着きたいたい。

アトモスフィア…。
彼がその階段を昇ったのは、
困難を乗り越えた後だったのか。

それとも、
ただ、
楽に、
然るべき道を歩んだだけなのか。

セレモニー。

長く、深い闇を超えて、
穏やかな風に身を任せ、
たどり着いたまばゆい光、
セレモニー。

更にその先にあったのは、
本当に、
ロマンチシズムや脳天気なクラブサウンドだったのか。

僕はもっと先を見てみたかった気がする。

ブランキー・ジェット・シティの『幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする』の先の先、

スピッツの『隼』の先の先、

マイルスデイビスの『ネフェルティティ』や『イン・ア・サイレント・ウェイ』の先の先、

CANの『フューチャー・デイズ』の先の先、

無い物ねだり。

無い物は創れば良い。

心の中に。

イマジン…。

吐き散らせっ!

言葉を、心を、世界に。

気持ち良いぃぞぉーっ!

ひょー、気持ちいいぞっ!

ヒャッホぉぉぉぉぉウぃぃっっ!

ウホーイホイっ!

もしかしたら、
ボブディラン の『サブタレニアンホームシックブルース』は、
『ライクアローリングストーン』は、
『ディサレイションロウ』は、
いや、全ての曲は…
いや、全ての音楽は、
それらの先の先の風景なのかもしれない。

もしかしたら、
グレングールド が弾く、
シベリウスが僕にとっての究極の音だと思っていたが、
どことなく、
どうともなく、
いや…
キリがない。

俺は確かな、
具体的な音を、
想像ではなく、
具体的な物を、
その究極の音の世界を
具体的な物として、
俺の前に提示して欲しい。

さっさと魅せて欲しい。

バリボリバリ…
もう少しだ、もう少しでたどり着きそうだ。

クローサー…

それはまだアトモスフィアの一歩手前。

堂々巡りから抜け出すには具体的な物の提示、製作、行動だ。

まずはチラシを貼り付け広告したい。

俺はその先の世界が見てみたい。
(2020.04.01)