「記憶の継承と戦争をかんがえるードキュメンタリー映画『李さんの綿』からー」 2016.6.12.sun

「記憶の継承と戦争をかんがえるードキュメンタリー映画『李さんの綿』からー」 2016.6.12.sun
映画とディスカッションの会③「記憶の継承と戦争をかんがえるードキュメンタリー映画『李さんの綿』からー」
日時:6月12日(日) 14時〜17時
今回は、心温まる短編ドキュメンタリー映画を上映いたします。
本作では、朝鮮半島のふるさとから持ち帰った綿の種を戦後日本で育て続け、絵を描いた李福順(イ・ポクスン)さんと、その種をもらい大事に自宅で育てた画家の踊(おどり)由紀子さんを取材しています。
被曝と福島原発事故に思いを馳せた踊さんの絵の中で、李さんの育てた綿が再び花を咲かせるとき、わたしたちは何を考えるべきでしょうか。
李さんの生きた証である綿の花から、記憶の継承と、被爆国でありながら核のエネルギーを保持し続ける現在の日本について問いを投げかける作品です。
・映画について(ビデオアクトhpより)
李 福順(イポクスン)さん(夜間中学生、2010年逝去、享年90歳)は、6歳からわたの糸紡ぎを覚えました。李さんは、戦後朝鮮半島に里帰りした際に綿の 種を日本に持ち帰り、日本の自宅で綿を育ました。そしてこの綿の種は人づてにわたり育てられ、そのひとつが、東京の女性が描いた油絵「何度目かの被曝」の 中にしたためられます。この映画は、時を超えてさまざまな人の手で植え継がれ、伝え継がれた「李さんの綿」を追ったドキュメンタリーです。