[:ja]『まだまだHelp!にいたるまで』
なぜ寂しさが消えないのか。
完璧なはずだった。
ここで長い時間、
過ごしていれば良いはずだった。
でも違った。
僕は早く旅に出たかった。
留まっていたくなかったんだ。
早く出なければ手遅れになる。
午前と午後の境目。
今日も空港には人が行き交い、
飛行機は遠くへ飛んでいる。
僕もそこに行きたかった。
そこに行きたいだけだった。
こんな詩を書いているだけでなく、
もう、とにもかくにも旅立ちたい。
陽が沈んでしまう。
助けてくれっ!
寝たきりで陽射しが沈むのを待つなんて真っ平だ。
寂しすぎる。
寝たきりの人、ごめんよ。
でもやっぱり僕は寂しい。
そして今日も陽が暮れるのを見送ってしまう。
本当に寂しい。
寂しい、
寂しい…
暖かい光よ…
こんなにも、
暖かい光よ…
我に…
(2020.04.06)
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