『不毛な対話の対義語…』


『不毛な対話の対義語…』

この苦しみから抜け出したいと想うばかり、
僕は視野が狭く、
近視眼的になっている。

この苦しみ、
視力矯正の不具合だ。

「視力矯正の不具合」という単語を文章表現に使っていけないとは
誰も言ってない。

ただ、誰も美しいとは思わないかもしれない。
芸術的だとは、文学的だとは思わないかもしれない、もってこい。

好きな音楽について、その想いを文章に書き残しても、いいねをもらっても対話をしても、
この想いは全く解消されない。

歌わないと、
もう歌わないと出口がない。

だけど、嬉しい。
僕は歌うことができる。

歌うことによって旅立つことも、
この苦しみから解放されることも、
世界を変えることもできる。

僕だけが持っている才能、武器、希望。

アコースティックギターを持った若き日のボブディランの姿は、とても尊かった。
そこには寂しさなんて感じなかった。

ただただ正直に、
自分の想いを叫んでいるだけだった。
それだけで勇気を与えられる。

きっと歌っている本人が一番、
勇気が湧いてくるんじゃないかと想う。

僕の心にも勇気が湧いてくる。
こんなにも、
溢れてくる。

疲れ切って、
何もないと思っていたはずなのに、
こんなにも、
溢れてくる。

豊かさ。
不毛の対義語。

不毛な対話の対義語…

また、
然るべき希望が見えてきた。

食欲も湧いてくる。

今、何を満たせば良いのだろう?

満たす前に与えられるものは何だろう。

もう、行こう。

西日本が、
九州が、
鹿児島が、
沖縄が、

空港へ行こう。
バスに乗って、羽田へ行こう。

旅立つ君の横顔は、
本当に素敵だ。

風が吹く。

生きてる歓び、

誰かが生きる歓びを、
君や僕に伝えるなんて無理なんだ。

生きる歓びは感じなければならない。

だから、もう、行こう。
何も必要ない。
必要なものは充分持っているだろうし、
本当に何も必要ない。

全てをすっ飛ばして、
君に会いたい。
(2020.04.08)