Language Beyond #10のレポート 2019年6月30日

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6月30日のLanguage Beyondはスペシャル回として、あるテーマから思いつく本をみなさんで持ち寄り、紹介しあう回となりました。

今回、テーマとして提示したのは「変わる?/Change(s)?」というキーワード。事前に、次のような文章を提示していました。

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〈変わる〉という感覚。〈変わらない〉という感覚。わたしたちは、今の自分の身体や感覚というあいまいな立脚点に立ちながら、世界や時代、自分自身や他者をながめます。そして自分をとりまくものや自分自身が、変わったこと・変わらないことに気づきます。

〈変わる〉ことは、時には未知の世界へのあかるい希望を抱かせるものでもありますが、時には自分自身や他者、周りの世界に変化を強制する、恐ろしい力にもなりえます。あなたにとって〈変わる〉ことは、どんな感覚をもたらすものでしょうか。

子どもの頃から、変わったもの/変わらないものはあるでしょうか?
自分をとりまく世界は、変わったでしょうか? 変わらないでしょうか?
これからの世界はどう変わるのでしょうか? あるいは、どう変わってほしいと思いますか?
いまここにいる〈わたし〉から変わりゆく世界/変わってしまった世界に向けて、あるいは世界から〈わたし〉に向けて、どんなことばが投げかけられるでしょうか?

これはヒントの一例にすぎませんが、こんなことに思いをはせながら、本を紹介しあってみませんか?

FSCN1654

当日は以下の本が紹介されました。

マヤコフスキー『南京虫』(群像社)
池辺葵『繕い裁つ人』(講談社)
栗田隆子『ぼそぼそ声のフェミニズム』(作品社)
堀辰雄「菜穂子」(新潮文庫)
吉本ばなな『キッチン』(新潮文庫)
樋口一葉『たけくらべ』
ムジール『特性のない男』(新潮社)
太宰治「メリイクリスマス」(ちくま文庫『太宰治全集』8)
遅子建『アルグン川の右岸』(白水社)
鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側』(KADOKAWA)
朴沙羅『家(チベ)の歴史を書く』(筑摩書房)
中島京子『長いお別れ』(文藝春秋)
一新塾『「根っこ力」が社会を変える』(ぎょうせい)


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すべてを紹介することはできませんが、一口に〈変わる〉といっても、一人ひとりがさまざまな意味でその言葉を受け止め、ヴァラエティ豊かな本たちが集うことになりました。

社会を変えること。年を重ねることで変わること。少数民族の伝統的な生活が変化すること。戦争を経ても何も変わらなかったこと。未来について、過去を語るように語るのではなく、可能性において語ること。

次回のLanguage Beyondでは、今回紹介された本のなかから1冊を選び、それをみなさんで読んでみたいとおもいます。

(工藤)