自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#2

自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#2 @ あなたの公-差-転
Aug
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自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#2
自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#2 8月24日(木)19:30-21:00 予約はおすすめです: https://coubic.com/kosaten/130402 7月から、15年間中国で活躍していた清水惠美さんというアーティストによって10回連続の中国美術の講座シリーズを開催します。 2回目のテーマは「1900~1920年代_新しい社会をめぐる、保守主義と新しい視点への闘い」となります。 1900年代初頭、清代末期の北京保守主義から上海画派、留学帰国生による上海での芸術革命を紹介します。1911年辛亥革命が起こり君主制が廃止され、異国の文化がどんどん入ってくる中、伝統の長い中国画に対し西洋画は長く評価されませんでした。そのような時代を背景に、国画復興を目指した作家と、新しい時代の表現を追求した作家をご紹介します。 全体シリーズについて 古代から芸術論が確立したこの国では、西洋化に基づく新しい審美や価値観の変化が日本のそれとは異なりました。また、戦後も続いた激動の時代が80年代からの中国現代美術にも大きな影響を与えています。今回中国の現代美術を紹介するにあたり、1900年代の油画技術が入ってきたころからの上海画派・新文化運動、戦前戦中の風刺漫画と30-40年代の木刻運動、戦後-文革時代の伝統改革、80-90年代のネオ・ダダと中国的ヒューマニズム、そして現代の状況と、周辺国との比較を交えてご紹介したいと思います。中国の美術は常に水墨画か政治絡みで紹介されてしまうのですが今回、美術と生活のコンテクストで改めて美術家の視点から紹介したいと思います。特に80年代以降の資料については、現地でのドキュメンタリーフィルムや、作家自身からの資料などもお借りしてきて公開します。 清水惠美紹介 主に行為のパフォーマンスとドローイングを行う。 差異・境界性やアジア圏の文化人類学に興味があり、1999年宮古島に1年半の滞在後2001年中国に留学。京都造形芸術大学日本画、杭州中国美術学院山水画進修、北京中央美術学院民間芸術科進修・撮影科大学院卒業。北京民生美術館など中国を中心にモンゴル・韓国・タイで作品を発表。汕頭大学芸術学院・ゲーテ・インスティトゥート北京での身体ワークショップもつとめる。15年間の中国滞在後2016年神奈川に移住。詩人だった祖母の影響からクリエイティビティの源流に興味を持ち、別分野での言語構築を理解するためプロセスワークを研究、小作品を制作。近年の主な展覧会にAQUA2017(ローマ)、三元当代美術館(天津)、LandartMongolia360(モンゴル)など。
Date and Time
August 24, 2017 @ 7:30 pm – 9:00 pm Asia/Tokyo Timezone
Location
あなたの公-差-転



自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#2
8月24日(木)19:30-21:00
予約はおすすめです: https://coubic.com/kosaten/130402
7月から、15年間中国で活躍していた清水惠美さんというアーティストによって10回連続の中国美術の講座シリーズを開催します。
2回目のテーマは「1900~1920年代_新しい社会をめぐる、保守主義と新しい視点への闘い」となります。 1900年代初頭、清代末期の北京保守主義から上海画派、留学帰国生による上海での芸術革命を紹介します。1911年辛亥革命が起こり君主制が廃止され、異国の文化がどんどん入ってくる中、伝統の長い中国画に対し西洋画は長く評価されませんでした。そのような時代を背景に、国画復興を目指した作家と、新しい時代の表現を追求した作家をご紹介します。

全体シリーズについて
古代から芸術論が確立したこの国では、西洋化に基づく新しい審美や価値観の変化が日本のそれとは異なりました。また、戦後も続いた激動の時代が80年代からの中国現代美術にも大きな影響を与えています。今回中国の現代美術を紹介するにあたり、1900年代の油画技術が入ってきたころからの上海画派・新文化運動、戦前戦中の風刺漫画と30-40年代の木刻運動、戦後-文革時代の伝統改革、80-90年代のネオ・ダダと中国的ヒューマニズム、そして現代の状況と、周辺国との比較を交えてご紹介したいと思います。中国の美術は常に水墨画か政治絡みで紹介されてしまうのですが今回、美術と生活のコンテクストで改めて美術家の視点から紹介したいと思います。特に80年代以降の資料については、現地でのドキュメンタリーフィルムや、作家自身からの資料などもお借りしてきて公開します。

清水惠美紹介
主に行為のパフォーマンスとドローイングを行う。
差異・境界性やアジア圏の文化人類学に興味があり、1999年宮古島に1年半の滞在後2001年中国に留学。京都造形芸術大学日本画、杭州中国美術学院山水画進修、北京中央美術学院民間芸術科進修・撮影科大学院卒業。北京民生美術館など中国を中心にモンゴル・韓国・タイで作品を発表。汕頭大学芸術学院・ゲーテ・インスティトゥート北京での身体ワークショップもつとめる。15年間の中国滞在後2016年神奈川に移住。詩人だった祖母の影響からクリエイティビティの源流に興味を持ち、別分野での言語構築を理解するためプロセスワークを研究、小作品を制作。近年の主な展覧会にAQUA2017(ローマ)、三元当代美術館(天津)、LandartMongolia360(モンゴル)など。