自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#4

Dec
07
自由への解釈 : 中国美術_近代から実験・現代芸術へのダイナミクス#4
5年間中国で活躍していた清水惠美さんというアーティストによって10回連続の中国美術の講座シリーズを開催しています。 古代から芸術論が確立したこの国では、西洋化に基づく新しい審美や価値観の変化が日本のそれとは異なりました。また、戦後も続いた激動の時代が80年代からの中国現代美術にも大きな影響を与えています。今回中国の現代美術を紹介するにあたり、1900年代の油画技術が入ってきたころからの上海画派・新文化運動、戦前戦中の風刺漫画と30-40年代の木刻運動、戦後-文革時代の伝統改革、80-90年代のネオ・ダダと中国的ヒューマニズム、そして現代の状況と、周辺国との比較を交えてご紹介したいと思います。中国の美術は常に水墨画か政治絡みで紹介されてしまうのですが今回、美術と生活のコンテクストで改めて美術家の視点から紹介したいと思います。特に80年代以降の資料については、現地でのドキュメンタリーフィルムや、作家自身からの資料などもお借りしてきて公開します。 10月/11月は清水さんは当方四川省のパフォーマンスフェスティバルに行くため、お休みさせて頂きますが、12月の講座では 20世紀の前半の木刻運動と四川レポートを中心として行います。 19512385_10154362535080666_1225261846_n 清水惠美紹介 主に行為のパフォーマンスとドローイングを行う。 差異・境界性やアジア圏の文化人類学に興味があり、1999年宮古島に1年半の滞在後2001年中国に留学。京都造形芸術大学日本画、杭州中国美術学院山水画進修、北京中央美術学院民間芸術科進修・撮影科大学院卒業。北京民生美術館など中国を中心にモンゴル・韓国・タイで作品を発表。汕頭大学芸術学院・ゲーテ・インスティトゥート北京での身体ワークショップもつとめる。15年間の中国滞在後2016年神奈川に移住。詩人だった祖母の影響からクリエイティビティの源流に興味を持ち、別分野での言語構築を理解するためプロセスワークを研究、小作品を制作。近年の主な展覧会にAQUA2017(ローマ)、三元当代美術館(天津)、LandartMongolia360(モンゴル)など。
Date and Time
December 7, 2017 @ 7:30 pm – 9:00 pm Asia/Tokyo Timezone
Location
あなたの公-差-転



5年間中国で活躍していた清水惠美さんというアーティストによって10回連続の中国美術の講座シリーズを開催しています。
古代から芸術論が確立したこの国では、西洋化に基づく新しい審美や価値観の変化が日本のそれとは異なりました。また、戦後も続いた激動の時代が80年代からの中国現代美術にも大きな影響を与えています。今回中国の現代美術を紹介するにあたり、1900年代の油画技術が入ってきたころからの上海画派・新文化運動、戦前戦中の風刺漫画と30-40年代の木刻運動、戦後-文革時代の伝統改革、80-90年代のネオ・ダダと中国的ヒューマニズム、そして現代の状況と、周辺国との比較を交えてご紹介したいと思います。中国の美術は常に水墨画か政治絡みで紹介されてしまうのですが今回、美術と生活のコンテクストで改めて美術家の視点から紹介したいと思います。特に80年代以降の資料については、現地でのドキュメンタリーフィルムや、作家自身からの資料などもお借りしてきて公開します。

10月/11月は清水さんは当方四川省のパフォーマンスフェスティバルに行くため、お休みさせて頂きますが、12月の講座では
20世紀の前半の木刻運動と四川レポートを中心として行います。

19512385_10154362535080666_1225261846_n

清水惠美紹介
主に行為のパフォーマンスとドローイングを行う。
差異・境界性やアジア圏の文化人類学に興味があり、1999年宮古島に1年半の滞在後2001年中国に留学。京都造形芸術大学日本画、杭州中国美術学院山水画進修、北京中央美術学院民間芸術科進修・撮影科大学院卒業。北京民生美術館など中国を中心にモンゴル・韓国・タイで作品を発表。汕頭大学芸術学院・ゲーテ・インスティトゥート北京での身体ワークショップもつとめる。15年間の中国滞在後2016年神奈川に移住。詩人だった祖母の影響からクリエイティビティの源流に興味を持ち、別分野での言語構築を理解するためプロセスワークを研究、小作品を制作。近年の主な展覧会にAQUA2017(ローマ)、三元当代美術館(天津)、LandartMongolia360(モンゴル)など。